6月25日、参議院の選挙運動が開始されたが、自民党滋賀県支部連合会の選挙事務所全面に描かれた計13点のイラストレーションが、カワキタ・カズヒロ氏の作品を模倣したものであることが、7月5日に判明
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7月12日の投票終了を期に同作品を取扱う株式会社アートバンク並びにカワキタ・カズヒロ氏より正式に抗議を行う。 8月6日、アートバンク本社にて関係者間の会合がもたれる。 この中で、絵を依頼した先の商業美術家が自分の作品と称してカワキタ氏の作品を自民党関係者に見せ、作品が、この商業美術家のオリジナルという前提で壁画の製作が行われたことが明らかになる。 事故的要素が高い出来事であるが、党として、無党派のカワキタ氏の人格権を侵害することになった「結果としての責任」の存在を確認。 ソックリ広告博物館を一覧し、本件はイラストレーターのみならず、デザイナー、コピーライターなど、クリエイティブな仕事に従事する人々が、その仕事について相応の対価・報酬を得る権利が十分に守られていない日本の広告業界の現状が背景にあり、この「事故」が極めて根の深いものであることが認識される。その上で、当サイト上に政権政党として、クリエーターを初めとする制作弱者の無体財産権の保護に重点を置いた、世直しのための謝罪文の掲載が党の積極的同意によって決定した。 |
自民党滋賀県支部連合会選挙事務所の写真(1998年7月9日撮影) |
オリジナル/カワキタ・カズヒロ氏作 | 自民党選挙事務所に描かれたそっくり作品 |
無体財産権の保護拡大について
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